オープンソースソフトウェアの可能性
Keycloakがもたらす価値とコミュニティ活動の意義
 
【講 師】
株式会社 日立製作所
OSSソリューションセンタ 部長
OSSセキュリティ技術の会 会長 中村雄一 氏

中村雄一 氏
【講師略歴】
1999年東京大学理学部物理学科卒業、2001年東京大学大学院理学系研究科物理学専攻修士課程修了。2001年より日立ソフトウェアエンジニアリング(株)技術開発本部研究部に所属し、SELinuxや国際標準(ホームゲートウェイや車載向け通信技術など)を活用した研究に従事。2006年にThe George Washington Universityより Master of Science in Computer Scienceの学位を取得、2016年には研究成果をまとめ岡山大学より博士(工学)の学位取得。
2017年からは、日立製作所 OSSソリューションセンタにて、OSS Keycloakを活用したAPI管理・認証ソリューションの立ち上げを行い、その中でKeycloakのメンテナも育成。
OSSの普及啓発活動としては、技術者の交流の場としてOSSセキュリティ技術の会を立上げ、the Linux FoundationのBoardとしても活動している。
【受賞歴】
  • Journal of Information Processing Outstanding Paper Award(情報処理学会_2011年)
  • 喜安記念業績賞(情報処理学会_2015年)
  • OSS Award、北東アジアOSS推進フォーラム_2022年
【著書】
『SELinux徹底ガイド』 (日経BP_2004年)
「認証と認可Keycloak入門」(リックテレコム_2022年)
【講演内容】
DXにおいては、サービスがモバイルアプリケーションや他のサービスと連携するためのインターフェースとして、APIがインターネットを通じて公開されるため、APIの認証と認可が必須になっている。APIの認証と認可にはOAuth 2.0というプロトコルが用いられるが、その使いこなしには専門性が要求され困難である。
講演者は、OSS「Keycloak」コミュニティとのコラボレーションにより、APIの認証と認可においてOAuth2.0の活用を容易にすることを試みてきた。
本講演では、OSS Keycloakの概要とユースケースを紹介するとともに、OSSコミュニティとの連携により、企業や個人としてどのように有益な知見を得てきたかを紹介する。

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