デジタル田園都市国家構想を実装・実現するデジタルインフラ
~2050年カーボンニュートラル社会の実現に向けて~
 
【講 師】
東京大学大学院 情報理工学系研究科 教授 江崎浩 氏

江崎浩 氏
【講師略歴】
1987年 九州大学 工学部電子工学科 修士課程了。同年4月 (株)東芝 入社。
総合研究所にて ATMネットワーク制御技術の研究に従事。
1990年より2年間 米国ニュージャージ州 ベルコア社、1994年より2年間 米国ニューヨーク市 コロンビア大学にて客員研究員。
1998年10月より東京大学 大型計算機センター助教授
2001年4月より東京大学 情報理工学系研究科 助教授
2005年4月より現職(東京大学 情報理工学系研究科 教授)
WIDEプロジェクト代表、 MPLS-JAPAN代表、 IPv6普及・高度化推進協議会専務理事、JPNIC理事長、JNSA理事長、IPTVフォーラム代表理事、ISOC名誉理事。 日本データセンター協会 理事/運営委員会委員長など。
【著書】
「東大教授が語り合う10の未来予測」(大和書店_2023年11月)
「オンライン・ファースト」(東京大学出版会_2020年12月)
「サイバー ファースト ~デジタルとリアルの逆転経済」(インプレス社_2019年11月)
「インターネット・バイ・デザイン」(東京大学出版会_2016年6月)
「なぜ東大は30%の節電に成功したのか?」(幻冬舎_2012年3月)
【講演内容】
デジタル田園都市国家構想は、Society5.0“実”実現に向けた国家戦略であり、行政システムのDXだけではなく、すべての社会・産業システムのデジタル化・ネット化を実現することをミッションとし、さらに、SDGsとカーボンニュートラル(CN)の実現を人類の必須条件およびビジョンと定義しました。DXとCNの実現は単一組織で実現するだけでは不可能であり、サプライチェーンでのシステムの設計・実装・運用が、ローカル・国内・グローバルで実現されることが必須となりますし、情報通信システム自身の革新的な進化が、デバイス・実装構造・運用のすべのの領域において必要となります。
特に、既得権益を構築したサイロ構造(Stove&Pipe)の既存システムを共通のデジタル技術でDe-Silo-ingするための 既存システムの破壊的な再構築と既得権益を維持する規制などのルールの変更が必要となる。
DXとCNは社会・産業構造を根本的に再構築すことになるが、その中でも、エネルギーインフラとデジタルインフラの統合的な構築・運用、すなわちGXが進行することになる。

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